このページの先頭です

多汗症の検査ってどの様に行われるの?

242views

投稿日:

脇汗や手汗など全身から出てくる汗で困っている人なら、「多汗症」というワードを目にすることが多いでしょう。

いきなり病院に行くというのも気が引けます。

まず、多汗症のことを知りましょう。

そもそも多汗症ってどんな病気なの?

多汗症とは文字通り、汗をとても大量にかいてしまう疾患です。

原因が特定できない場合も多く、症状そのものや精神的にもまいってしまうケースが多く、深刻な疾患です。

多汗症と診断された場合、健康保険が適用できます。

 

全身性多汗症と局所性多汗症

多汗症は全身から汗が出てしまう「全身性多汗症」と、ワキや手や足、顔など特定の場所から汗が出る「局所性多汗症」の2つに分けられます。

全身性多汗症の患者は少なく、全体の1割程度と見られています。

一方局所性多汗症は患者が多く、全体の9割にものぼりますが、「ただの汗っかきだ」と治療を受けず過ごしてしまう人も多いのだそう。

 

原発性多汗症と続発性多汗症

「原発性多汗症」とは、遺伝によるもの、または原因が特定できない生まれつきのものとされます。

原発性多汗症は25歳未満の若い頃に発症するとされています。

「続発性多汗症」は原因が特定されているもので、生まれつきではなく後天的なものです。

続発性多汗症は年齢に関係なく発症し、病気が原因の場合が考えられます。

甲状腺の疾患や腫瘍、糖尿病、痛風、更年期障害などから多汗症を引き起こしてしまう場合があります。

 

多汗症は遺伝する?

現時点では多汗症はある程度遺伝すると推測されています。

病院での多汗症の診断を受ける際も家族の様子が訊かれるはずですので、原因の特定のために病院に行く前に家族に訊いておいてもいいかもしれません。

 

ワキガと多汗症って違う?

ワキガと多汗症

ワキにいっぱい汗をかいてしまう!しかもニオイがする!ワキガだ!

と思ってしまうケースも多いですが、少し待ってください。

実は、ワキガとワキの多汗症は違うんです。

 

汗の出る汗腺が違う!

ワキガとワキの多汗症、どちらも汗とニオイに悩まされる症状です。

しかしワキガは「アポクリン腺」という汗腺から汗が出て、多汗症は「エクリン腺」から汗が出るのです。

どちらも汗腺なら同じじゃない?と思われてしまいがちですが、これが治療の際非常に重要になります。

 

2つの汗腺の治療や制汗

ワキ汗を抑える市販の製品でも、「アポクリン腺」に効くものと「エクリン腺」に効くものがあります。

ワキガと思ってアポクリン腺に効くものを…と使用したのに全然効かない、なんてことにもなってしまうんです。

また、汗腺を摘出する手術をする場合も重要です。

間違った汗腺を取り除いても効果がないんですから。

これらの「勘違い」を防ぐためには、医師に相談し、適切な診察を受けることが大事です。

もし医師の診断に納得できず、「本当にワキガかな?多汗症かな?」と悩んだ場合、セカンドオピニオンを利用することも考えてみましょう。

 

セカンドオピニオンとは

セカンドオピニオンとは、かかった医師とは別の医師に相談することです。

相談したからといって即医師を変更するとか、別の病院に行かなくてはいけないということはありません。

「多汗症・ワキガの治療は初めてで他の医師の意見も知りたいので、セカンドオピニオンを受けたい」と担当のお医者さんに言ってみましょう。

2人目の医師と相談し最善の方法を調べることが出来ます。

手術など負担の重い治療をする場合なども、ぜひセカンドオピニオンを利用しましょう。

 

多汗症ってどうやって検査するの?

多汗症の検査

多汗症かどうかを診断するためには、様々な方法があります。

まずは病歴やいままでの症状を医師が訊いてくれるはず。

なるべく多くの情報を共有して、診断に役立てましょう。

 

発汗記録計で検査する

発汗記録計という、汗の量を調べることができる機械で調べることができます。

単純な汗の量だけでなく、平均値の割り出しや基準値と比べることで調べます。

 

血液を検査する

別の病気からの症状ではないか、甲状腺に問題がないかなどを血液から検査します。

多汗症を引き起こす可能性がある腫瘍が腎臓にないか、ということも血液から検査できます。

この腫瘍がないかの検査は、尿検査からも可能とされています。

 

ヨードで検査する

局所性多汗症の場合など、汗が多く出る場所を特定するためにヨードを使用した検査をする場合があります。

ヨード紙を患部に当て青紫色になったり、ヨード液を患部に塗って乾かし、コーンスターチをふりかけて暗褐色になったところが発汗部位であると診断できます。

 

病院に行く前に…セルフチェックしてみよう

多汗症の自己診断

病院ってちょっと怖いし、多汗症じゃないなら行きたくない!そう思うのも無理はありません。

それに、忙しいのに病院も行ってられない…そんな人はまずセルフチェックで自己診断をしてみましょう。

 

  • 汗が多く、体臭が気になる
  • 書類を持ったり、雑誌を持つと紙が濡れて湿ってしまう時がある
  • 靴を脱いだあと、床に足跡がつくくらい汗ばんでいる
  • 車を運転する時、危なく感じるほど汗ですべる
  • 電車やバスのつり革を握ると塗れてしまう
  • パソコンのキーボードやマウスが塗れてしまう
  • 脇汗で服に大きな汗ジミができてしまう

 

いかがでしたか?2つ以上気になった人は病院での診断も考えてもいいでしょう。

1つでも、1つもなくても、病院へ相談することはもちろん可能です。

大事なのは悩みのストレスから開放されることです。

他に方法が思いつかないと言うくらい思い悩んでしまう前に、診察を受けましょう。