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汗の臭い対策の決定版!汗の基礎情報と臭いを防ぐ方法を総まとめ

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汗を分泌する汗腺と呼ばれる穴には「アポクリン腺」と「エクリン腺」の2種類が存在しており、それぞれ性質の異なる汗を分泌します。

アポクリン腺から分泌される汗にはアンモニアなどの臭いを発する成分が含まれているので、それらの成分が身体や衣服に溜まると悪臭が発生します。

また、エクリン腺から分泌される汗は最初の段階では臭いがありませんが、体調が崩れるとアンモニアなどの臭いが強い成分が多く含まれるようになるので嫌な臭いを放ちます。

 

基礎情報1:汗腺の種類

アポクリン腺

アポクリン腺は耳の中や乳輪、脇の下や陰部などに存在している汗腺です。

アポクリン腺から分泌される汗を「アポクリン汗」と呼びますが、汗が原因で起きる嫌な臭いの代表ともいえるワキガの臭いなどは、主にアポクリン汗が原因で発生します。

アポクリン汗は7〜8割が水分で、残りの成分をタンパク質や脂質、鉄分やアンモニアなどが占めています。

また、アポクリン汗は人間が現在よりも野性的な生活を送っていた時代にフェロモンを発する役割を担っていた汗なので、臭いが強くて粘性が高いという特徴を持っています。

そしてアポクリン汗の成分は皮膚の常在菌を繁殖させやすいので、アポクリン汗を流した後は皮膚表面に細菌が増加します。

そして、これらの細菌がアポクリン汗に含まれる成分を分解・酸化するときに発生する成分が異臭を発生させる原因になっています。

 

エクリン腺

身体に存在する汗腺の大半を占めているのがエクリン腺です。

その数は1平方センチメートルの肌に100個以上と非常に多く、肉眼ではほとんど見えません。

そして頭部や顔、背中を中心に全身のいたるところに存在しています。

人間が分泌する汗はほとんどエクリン腺から分泌されており、主に体温調節に利用されています。

そのため運動後などに流れる汗の多くはエクリン腺から分泌され、そのエクリン腺から分泌される汗のことを一般的に「エクリン汗」と呼びます。

エクリン汗の成分は99%以上が水分なので、サラサラと流れて蒸発しやすいことが特徴です。

そしてエクリン汗をかいた後の皮膚はph値が酸性になるので皮膚の常在菌が繁殖しにくく、基本的にエクリン汗からは嫌な臭いが発生しません。

しかし、強いストレスや疲労などが原因で肝機能が低下すると体内で解毒できなかったアンモニアや尿素などがエクリン汗に混じって体外に排出されるため、本来は無臭のエクリン汗が悪臭を放つようになります。

 

汗の基礎情報2:皮脂腺の分泌物

汗の臭い対策

アポクリン腺やエクリン腺などの汗腺以外にも、皮膚には「皮脂腺」と呼ばれる穴が存在しています。

手の平や足の裏には存在しませんが、それ以外のあらゆる場所に皮脂腺は存在しています。

皮膚の乾燥を防いで潤いのある状態を保つために皮脂を分泌することが主な役割ですが、この皮脂腺から分泌される皮脂に含まれている成分がアポクリン汗やエクリン汗の臭いを強める原因になります。

皮脂の分泌量が正常な場合は表皮に存在する常在細菌のバランスが正常に保たれていますが、皮脂腺から分泌される皮脂量が増加すると、常在細菌のバランスが崩れてしまうためアポクリン汗やエクリン汗の臭いが強くなります。

また皮脂腺から分泌される皮脂自体も毛穴に詰まると異臭を放ちます。

そのため、肉類などの動物性脂肪を多く含む食べ物を頻繁に摂取していると、アポクリン汗やエクリン汗の臭いが強くなったり、毛穴に詰まった皮脂が臭いを放つことで嫌な体臭が発生します。

 

汗で衣服が臭くなる理由とは

身体を動かすと体温調節の役割を担っているエクリン腺が活発に働いて大量にエクリン汗が分泌されます。

エクリン汗は99%以上が水分なので嫌な臭いはありませんが、わずかにアンモニアや尿素などの臭いの元になる成分や、細菌の増殖を促進する成分などが含まれています。

そして、汗をかく量に比例してこれらの成分の分泌量も増加するので、大量の汗を吸った衣服は嫌な臭いの元になる成分や、嫌な臭いを生み出す細菌が多い状態になります。

そのため、身体は臭くないにもかかわらず衣服から嫌な臭いが発生する場合があります。

 

汗の臭い対策1:汗をかいたら早めに拭く

汗の臭い対策

アポクリン汗はもともと嫌な臭いを発する上に、そこに含まれている成分が皮膚に存在する常在細菌を繁殖させる原因になります。

そして細菌がアポクリン汗に含まれる成分を分解する際に汗独特の嫌な臭いが発生するので、時間が経って細菌の繁殖が進むのに比例して汗の臭いが強まっていきます。

そのため汗の嫌な臭い対策には、汗をかいたらタオルなどで早めに拭くことが大切です。

 

汗脇パッドを使う

脇には臭いの強い汗を分泌するアポクリン腺が存在しています。

また位置的に通気性が悪く蒸れやすいので、臭いを発生させる原因である細菌が繁殖しやすい場所でもあります。

しかし脇汗パッドは素早く汗を吸収して雑菌の繁殖を防ぐ効果があるので、脇汗が原因で発生する嫌な臭いを防いでくれます。

 

身体を冷やして汗を止める

首や脇の下、太ももの付け根などのリンパ節がある場所を冷やすことで、汗の分泌量を抑えて臭いの発生を防げます。

各部位を冷やす際には保冷剤を利用することが効果的です。

 

日頃から汗をかく

運動不足などの理由であまり汗をかかない生活を送っていると、たまに汗をかいたときに汗腺が活発に働きすぎて必要以上に汗が流れます。

さらに普段から汗をかいていないと体内に老廃物が溜まりやすいので、久しぶりにかいた汗に高濃度の老廃物が含まれるため嫌な臭いの原因に繋がります。

そのため汗の臭い対策には、軽めの有酸素運動を頻繁に行って、汗腺を休止させないようにすることが効果的です。

 

汗の臭い対策2:食生活改善

汗の臭い対策と改善方法

脂肪分の多い食事を摂取すると皮脂腺から分泌される皮脂量が増加するため、皮脂に含まれている成分の影響でアポクリン汗やエクリン汗の臭いが強まります。

また高脂肪な食事を摂り続けて肥満体質になることも、発汗量が増加するため汗の臭いを強める原因に繋がります。

そのため汗の臭いを防ぐには野菜中心のヘルシーな食事を摂ることが大切です。

また、刺激の強い香辛料やカフェインなどの摂取は、神経を刺激して汗の分泌量を増加させる原因になります。

そのため汗の分泌量を減らしたい方はなるべくこれらの摂取控えることがおすすめです。

 

冷房に頼りすぎない

冷房の効いた涼しい場所ばかりにいると、汗腺が休止状態になって汗が流れにくくなります。

そのため本来は汗と一緒に排出されるはずの老廃物などが体内に溜まり、たまに汗をかいたときに一気に排出されるので汗が臭くなります。

そのため汗の臭い対策には、冷房を強くしすぎないで少し汗をかく程度の室温を保つことがおすすめです。

 

リラックスする

汗の分泌量は自律神経によってコントロールされているので、強いストレスを感じて自律神経のバランスが乱れると汗が過剰に分泌されます。

さらにストレスを感じると、本来は尿として排出されるはずのアンモニアが混じって血液のアンモニア濃度が上昇するので、そのアンモニアが汗と一緒に排出されることで強い臭いが発生します。

そのため汗の臭い対策には、気晴らしになる趣味を持ったり軽い運動をすることでリラックスして、ストレスを減らすことが大切です。

 

身体を擦りすぎない

汗の臭いの主な原因が皮膚の常在細菌だからといって、入浴時に身体をゴシゴシと強く洗ってしまうと逆に汗の臭いが強くなる場合があります。

皮膚の常在細菌には悪臭を放つ細菌だけではなくて、臭いの発生を防いだり皮膚を健康な状態に保つ役割を担っている細菌も存在します。

そして身体を必要以上に強く洗って擦ると、善玉菌が減少して悪玉菌がより繁殖するので汗の嫌な臭いが強まります。

 

十分な睡眠

睡眠不足の状態が続くと、汗の分泌量を司っている自律神経の働きが乱れます。

そのため汗の分泌量が適切にコントロールされなくなり、急に大量の汗が分泌される場合があります。

さらに睡眠不足が原因でストレスが増加すると、異臭の原因である汗に含まれるアンモニアの濃度が上昇するなど、睡眠不足は汗の嫌な臭いを強める原因に繋がります。

そのため汗の臭い対策には十分な睡眠をとることが大切です。

そのため、最低でも1日7時間程度の睡眠時間を確保するようにしましょう。