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汗をかかない病気とは

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汗をかかないと困ること

脇汗がなければ好きな服を着られるのに…。

 

手汗がなければ書類を持つことも躊躇しないのに…。

 

汗がなければどんなにいいだろうと思う人はたくさんいるはずです。

 

でも、汗が全くなくなってしまうと、実は人間の体にはマイナスなんです。

 

汗をかかないでいると、体にいろんな不調が起こってしまいます。

 

熱中症

熱中症は汗がダラダラと流れて顔が真っ赤で…というイメージがありますが、この熱中症の前段階ともいえる、体に熱がこもってしまった状態があります。

 

それを「うつ熱」といい、うつ熱は体温が異常に上がっているのに、何らかの理由で汗を流せず体温を下げられなくなっている状態です。

 

うつ熱になってしまうと熱中症になる確率がとても高くなります。

 

うつ熱自体は体に熱がこもっているだけの状態ですが、熱中症になってしまうとめまいや頭痛、吐き気、ひどくなれば失神、最悪死亡してしまうことも。

 

低体温症

熱中症になるのを防ぐため、汗をかかない体はなるべく体温を下げたまま保とうとします。これが低体温症につながります。

汗をかかない→低体温にしようとする→さらに汗をかかなくなる、という悪循環に陥ってしまいます。

 

体臭がきつくなる

「えっ!汗をかかないのに?」と思うかもしれませんが、汗をかかない体はニオイが強くなるんです。

 

これは体が熱くならないよう熱くならないようと、新陳代謝機能を低下させてしまうせいです。

 

代謝機能が低下すると、取り込んだ栄養素や脂肪、体の外に出すべき毒素などの分解がおろそかになってしまいます。

 

体の外へ排出されなかった栄養や毒素は体臭の原因となり、この状態でかく汗にもイヤなニオイを発します。

 

「汗をかくから臭い」こともありますが、「汗をかかないから臭い」こともあるんです!

 

肥満になりやすくなる

低体温の体は痩せにくく、肥満になりやすい体質と言えます。

 

極端なダイエットをして生活習慣を見出し、汗をかかない体になってしまうと、逆にこういった肥満になりやすい体になり、太ってしまうことも。

 

汗をよくかく体温の高い体は新陳代謝もよく、痩せやすい体なんですよ。

 

 

汗をかかない病気

汗をかかない病気

汗をかかない原因は汗腺の衰えと言った生活習慣によるものですが、病気によって汗をかけなくなっている場合もあります。

 

汗をかいてしまう病気があるように、汗をかかなくなってしまう病気もあるんです。

 

 

甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症とは

甲状腺(こうじょうせん)とは、のどぼとけの下にある器官で、食べ物に含まれる「ヨウ素」を「甲状腺ホルモン」にする場所です。

 

甲状腺ホルモンは体の発育を促し、新陳代謝機能を活発にさせるはたらきをします。

甲状腺機能低下症とは、その甲状腺のはたらきが弱くなってしまう病気です。

 

甲状腺機能低下症の症状と治療

全身の新陳代謝機能が低下してしまうため、甲状腺機能低下症はいろんな症状を起こしてしまいます。

 

便秘、疲労感、無気力、月経異常、むくみ、体毛が抜けてしまう、肥満、皮膚の乾燥、傾眠(軽い意識の喪失)などが挙げられます。

 

治療は主に飲み薬の服用です。

 

低下してしまった甲状腺ホルモンを補給させてあげることで、少しずつ体を元の状態に戻します。

 

甲状腺機能低下症の原因

甲状腺機能低下症の原因は、先天的なものや甲状腺炎によるもの、産後の一過性のものなどが考えられます。

 

他にもひじきや昆布といった、ヨウ素が多く含まれる海草類の取り過ぎで甲状腺が分解しきれず、機能が低下してしまう場合があります。

 

そういった場合海草類の摂取を少なくするだけで改善することが多いのだそうです。

 

 

無汗症

無汗症とは

無汗症(むかんしょう)とは、文字通り汗が必要な場合に汗をかくことができない病気です。

 

珍しい病気で、患者数は多くないと言われています。

 

無汗症の症状と治療

無汗症になると、たとえば暑い夏の炎天下などの誰でも汗が噴き出すような場面でも、汗をかくことができません。

 

汗をかけないということは、体温の調節ができず、あっというまに熱中症になってしまいます。

 

無汗症の治療にはステロイドパルス療法(大量のステロイドを打つ)やステロイド内服療法などがありますが、まだ確立した治療法はなく、治療の難しい病気と言えます。

 

無汗症の原因

無汗症の原因は不明ですが、汗を出す汗腺の「アセチルコリン受容体」という場所に異常があることが要因と考えられています。

 

また、10~30代の若い男性に多い病気とされています。

 

 

腎臓病(腎不全)

汗とむくみの関係

腎臓は、おへそを挟んで左右に1つずつある臓器で、体内の水分量を尿の量で調節したり、いらないものを尿にして体の外に出したりするなどのはたらきがあります。

 

腎臓病とは、腎臓のはたらきや機能が悪くなる病気です。

 

回復が難しい場合を「慢性腎不全」、回復の可能性がある場合を「急性腎不全」といいます。

 

腎臓病の症状と治療

腎臓病になると夜に何回もトイレに行く必要が出るなど、まず尿に異常が出ると言われています。

 

また、病気が進行すると逆に尿の量は減り、水分や老廃物が体の中に溜まってしまいます。

 

他にもむくみ、高血圧、疲労感、食欲不振、けいれん、貧血などの症状が挙げられます。

 

腎臓病の治療は、初期には食事療法と症状を緩和させる内服薬が処方されます。

 

末期になると透析治療や腎臓移植などの治療を受けるケースが多いです。

 

腎臓病の原因

腎臓病は、腎臓に負担がかかることで起こってしまう病気です。

 

食生活も重要で、肉や卵などのタンパク質、塩分の取り過ぎは腎臓に負担がかかってしまいます。

 

また、糖尿病や高血圧の人も腎臓病を発症しやすくなります。

 

 

汗をかきすぎることも大変だけど、汗をかかないこともダメ

汗の病気と改善方法

汗に悩んでいる人にとって、汗の少ない人は羨ましい存在かもしれません。

 

しかし、汗をかかないということはこういった病気かもしれないので、決していいことではないということを、ぜひ知っていてください。